初夏の訪れとともに楽しむ、カリフォルニアワイン
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ナパのワイナリー

世界No. 1のワイン消費国であるアメリカ。全米のワインのうち、81%を生産しているカリフォルニア州には、約4000軒以上ものワイナリーがあり、世界でも第4位のワイン産地を誇る。サンフランシスコの郊外を車で走っていると、広大なブドウ畑と、大小様々なワイナリーに遭遇する。これらのワイナリーはほとんどが家族経営によるもので、カリフォルニアの青い空のもとでは、幾世代にもわたってワイン造りが引き継がれている。

 

日本列島より広いカリフォルニア州は、起伏に富んだ1,300kmもの海岸線を持ち、気候風土や土壌も多種多様。なので栽培されているブドウの品種も100種類を超える。代表的なところでは、白ワインならばシャルドネ、ソーヴィニョン・ブランなど。赤ワインではカベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、ジンファンデルなどが挙げられる。

海からの冷たい風や霧で冷やされた畑では、冷涼な気候に適したシャルドネやピノ・ノワールといった品種が育ち、内陸の強い日差しを受けた畑では、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローなどが育つといった風に、それぞれ異なる生育環境は、カリフォルニアワインに独自の個性や複雑味をもたらしているのだ。

グラス一杯のワインは、カリフォルニアの自然を雄弁に語るストーリーテラーとも言えるだろう。

 

そんな多種多様なカリフォルニアワインの中から、自分好みのテイストを選ぶとなったらとても大変。でも、現在開催中の「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション 2021」でならばカリフォルニアワインをグラス1杯ずつから楽しめる。このプロモーションに名を連ねている日本国内のレストランでは、4月から5月の2ヶ月間、カリフォルニアワインをグラス単位でオーダーできる。通常なら、フルボトルでなければオーダーできないワインも、この期間を利用して少しずつ試してみることが可能だ。今年で27回目を迎えるこのプロモーションは、カリフォルニアワインの生産者団体である「カリフォルニアワイン協会」(本部:サンフランシスコ)によるもので、日本の人々に、カリフォルニアワインの豊かな多様性に触れてもらいたいと、1995年にスタートした。

 

「カリフォルニアワイン ・バイザグラス・ プロモーション 2021」

   特設ウェブサイト    

  https://calwines.jp/btg21/

カリフォルニアのビンヤード.JPG

ソノマのワイナリー

今年のプロモーションのテーマ産地は、「ソノマ・カウンティ」。

サンフランシスコから車で北へ1時間強の場所にあるソノマ・カウンティには、AVA(アメリカ政府公認ブドウ栽培地域)が18カ所もあり、世界的にも有名な銘醸地だ。

 

選びきれないほどの名酒の中から、あえてカリフォルニアらしいものを挙げると、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーの、「Director’s Cut」(ディレクターズ・カット)シリーズ。映画監督のフランシス・フォード・コッポラは1975年、ナパ・ヴァレーに別荘として買った土地が、歴史あるワイナリーの敷地の一部だったことからカリフォルニアのワイン事業に興味を持ち、以降ワイン造りを手がけるようになったという。そして2006年にはソノマ・カウンティに新しく「フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー」を設立した。その記念に誕生したのが、「Director’s Cut」(ディレクターズ・カット)。映画の起源となったゾーエトロープのフィルムを纏ったユニークなボトルは遊び心満載。このワインには、ワインも映画もカリフォルニアが発信したアートである、という思いも込められている。また、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーでは、40種類ものワインを生産しているので、ソノマのワイン、どれを選んだら…と思った時に参考にするといいかもしれない。

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2017 フランシス・フォード・コッポラ

ディレクターズ・カット

​ジンファンデル ドライ・クリーク・ヴァレー

カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション 2021では、インスタグラムキャンペーンも同時開催。プロモーション実施レストランで、カリフォルニアワインを楽しんでいる写真を撮ってインスタグラムに投稿すると、抽選で100人にカリフォルニアワインが1本プレゼントされる。

「カリフォルニアワイン・インスタグラムキャンペーン」

  https://calwines.jp/btg21/campaign.html

 

 

新緑が眩しい今の季節にぴったりなカリフォルニアワイン、この機会にぜひいろいろ飲み比べてみたい。

 

text by 松田朝子