ジョン・レノンの愛した味
万平ホテルのカフェテラス
ジョン・レノンの生誕80年を記念して、「DOUBLE FANTASY -John & Yoko」展覧会がジョン・レノンの誕生日である10月9日から2021年1月11日まで東京で開催中だ。
展覧会では、軽井沢の万平ホテルで夏を過ごしていたジョン・レノンとオノ・ヨーコと息子ショーンの写真と着ていた服も展示されていた。ジョン・レノンファミリーにとって軽井沢で過ごした日々は特別なものだったのだと感じた。
ジョン・レノンファミリーは、1970年に初めて万平ホテルのアルプス館に宿泊し、1976年から79年まで毎年夏に訪れていた。滞在中、ホテル内にあるカフェテラスのお気に入りの席で、アップルパイとミルクティをオーダーした。
当時、ロイヤルミルクティはメニューにはなかった。ジョン・レノンは、万平ホテルのオリジナル茶葉をミルクで煮出すミルクティの作り方をホテルのスタッフに教えて、自分好みのミルクティを飲んでいた。これがのちにジョン・レノン直伝のロイヤルミルクティとしてカフェテラスの看板メニューの一つとなった。
アップルパイは、信州産の紅玉をふんだんに使い、甘さ控えめのシンプルな味。
ジョン・レノンファミリーがいつも座っていた席で、ジョン・レノンの愛した味、アップルパイとロイヤルミルクティーをいただいた。アップルパイは、パイ生地がサクッと、中のリンゴはしっとりとして、毎日食べたくなる飽きのこない味だ。伝統的な製法は今も変わることなく、ジョン・レノンが食べていた時と変わらぬ味でロイヤルミルクティーとの相性も抜群だ。
このロイヤルミルクティのアイスクリームもあり、アップルパイにこのアイスクリームを添えることもできる。次回訪れた時は、ロイヤルミルクティーアイスクリーム添えアップルパイをオーダーしたい。
万平ホテルのカフェテラスは、スイーツ中心のメニューで、ケーキ、ワッフル、フレンチトーストなど、どれも洗練された味。軽井沢滞在中には一度は訪れたいカフェだ。
万平ホテル カフェテラス
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925