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2023年、薔薇のアフタヌーンティーは「薔薇の香り」がテーマ

​横浜のホテルニューグランドの季節限定の薔薇のアフタヌーンティー

初夏の頃は、咲き乱れる花々を愛でるには最高のとき。中でも薔薇の花は、あちこちの庭園に彩を添えて「花の女王」の威厳を感じさせてくれる。今は横浜・山下公園もたくさんの薔薇で溢れ、訪れる人を楽しませている。濃密な薔薇の香りが漂う、公園向かいの横浜のホテルニューグランドも、この季節は薔薇をテーマにしたアフタヌーンティーが人気だ。同ホテルでは、今年は「薔薇の香り」にテーマを絞ったアフタヌーンティーが、6月30日まで楽しめる。

ホテル​ニューグランドの1階にある「ロビーラウンジ ラ・テラス

薔薇の魅力は、花姿もさることながら、その芳醇な香りにもある。多種多様の品種がある薔薇には、7つのタイプに分かれた香りが存在するという。ある品種の薔薇は、雨に濡れると青リンゴのような香りを発するといい、またあるものは紅茶の香りを思わせたり…。というふうに、多岐にわたる薔薇の香りにインスピレーションを受け、シェフやパティシェたちの手によって作り出されたのが、今回の「薔薇のアフタヌーンティー」だ。パッと目を引くのは、上段の「一輪の薔薇をとじ込めたグラスゼリー」。ダマスクローズウォーターを使ったゼリーに閉じ込められた薔薇は、食用の薔薇。食べてしまうのがもったいないようなビジュアルで、いつまでも眺めていたくなる。そんなふうに、五感に訴えかけるように作られたセイボリー&スイーツは小さなアート作品のよう。

そしてアフタヌーンティーの名脇役とも言えるスコーンは、プレーンスコーンに加えて、紅茶が香るブルーベリースコーン。スコーンのフレーバーにも紅茶が使われていて、ザクッ、サクッ!の食感とともに香りも楽しめる。

2023年​の薔薇のアフタヌーンティーは「薔薇の香り」がテーマ。写真は2名様

またアフタヌーンティーを最高に引き立てているのは、紅茶である。ホテルニューグランドは、紅茶の美味しい店認定を受けているので、一杯ずつ丁寧に抽出された紅茶を楽しめる。紅茶は、茶葉ごとに抽出の適温が違う。そんな茶葉のコンディションを知り尽くした上でサーブされる紅茶も、しっかりと味わっておきたい。紅茶はここでは飲み放題になるので、一杯ずつ違う品種を楽しんでもいいし、好きなものをポットでいただくこともできる。ポットは冷めないよう、キルティングの可愛いポットカバーを纏ってサーブされる。おすすめの紅茶は、ホテルが30周年の時に記念して作ったオリジナルブレンドティー。セイロンティーをベースに、シャンパンやチェリーで香りづけをしていて、ここでしか味わえない深い味わい。販売もしているので、気に入ったらぜひ買って帰ってみては。

 

また、薔薇のアフタヌーンティー期間限定で、17時以降の利用時には、薔薇のカクテルまたはノンアルコールカクテルが1杯サービスとなる。

薔薇の香りのアフタヌーンティー ¥6,072(税金・サービス料込)

内容は以下の通り。

 

上段

一輪の薔薇をとじ込めたグラスゼリー

青りんごのムース

薔薇のクッキー

薔薇の生チョコ

 

中段

りんごのショートケーキ

洋梨と紅茶のタルト

フランボアマカロン

薔薇のチョコクランチ

 

下段

ボロニアソーセージのキッシュ ラズベリーローズバターを添えて

白桃のスープ

ミルラ香るレモンクリームチーズのタルティーヌ

 

スコーン

ブルーベリーと紅茶のスコーン、

プレーンスコーン

 

ブルーベリージャム、クロテッドクリーム

優雅なひとときを演出してくれる薔薇のアフタヌーンティーは、慌ただしい現代人にとって現実逃避のアイテムとも言える。初夏の風がそよぐラ・テラスで、薔薇の香りに身も心も良いしれてみたい。

 

薔薇のアフタヌーンティー(6月末まで)

https://www.hotel-newgrand.co.jp/menu/afternoontea/

​食用薔薇をそのまま閉じ込めた

グラスゼリー

取材協力:ホテルニューグランド

https://www.hotel-newgrand.co.jp

〒231-8520 神奈川県横浜市中区山下町10番地
TEL : 045-681-1841(代表)ロビーラウンジ ラ・テラス  

text by 松田朝子

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